私はデザイナーなので、ネットワークの事とかDNSとか正直色々と素人なんですが、DNS障害により苦しめられてきた経験が少しあるので、色々と書いてみます。
このブログのドメインになってるuni-fic.comのDNSサーバはDozensというDNSサーバを利用しています。
uni-fic.comはGo Daddyというドメイン登録数が世界一のドメインレジストラで取得してまして、価格帯は日本のレジストラに比べるとちょっと高めですが、取り扱ってるドメインが豊富なので、Go Daddyでは少しお世話になってます。
もちろんDNSサーバも提供しているのですが、オール英語なのでやはり取っ付きにくい部分もあり、DNSサーバはDozensを利用しています。
さて本題。従来DNSサーバは大抵どこのドメインレジストラでも用意されており、別のDNSサーバを利用する意味なんてあるのかと思う方が大半だとは思います。
しかし先ほど挙げた「英語なので使いにくい」というのがポイントでして、レコードの入力方法や管理方法はドメインレジストラ毎に異なり、当然使い勝手が悪いレジストラもあります。
私も、全てのレジストラを利用した事がある訳ではないのですが、国内のドメインレジストラだとよく利用するのはVALUE DOMAINとムームードメインです。
(あとお名前.comを少々)
VALUE DOMAINのイイトコロ
VALUE DOMAINのレコードの入力画面はテキストエリアになっており、自由度が凄い高いです。 NGワードもなく(本当はあるかもしれないけど)何を入力しても怒られません。
しかしその分、DNSの知識がない方にとっては、どう入力したらいいのかわからないという印象を受けます。
ムームードメインのイイトコロ
ムームードメインは何て言ったって、運営会社であるペーパーボーイの提供しているサービスの設定が簡単です。またレコードの設定もセレクト式になっていたり、初心者でもわかりやすい仕様になっています。
しかしレコード入力画面で、 入力できない文字列が設定してあり、例えばアスタリスク(*)を入力するとエラーになります。
つまり「*.uni-fic.com」という設定ができないという事です。
例えば、TumblrみたいなブログURLにサブドメインを利用するサービスを運営する際には使えないという事です。
Dozens(ダズンズ)は自由度が高くわかりやすいUI
上記のレジストラのメリット・デメリットにある様に、「自由度が高いけどわかりにくい 」「便利な機能があってわかりやすいけど自由度が低い」などの問題があり、かゆいところに手が届かない事が多いのかなと思います。
しかしDozensでは自由度が高くわかりやすいインターフェイスです。
しかも、1クリックでGoogle Appsの設定が出来るという便利な機能がありつつ、自由度が高く、わかりやすいという。
また色んなレジストラでドメインを管理している場合、DNSをDozensに設定すればDozens上だけで管理するという事もできます。
万が一に備えてダズンズっておくのも…
ドメインレジストラの提供するDNSサーバも絶対ではありません。
万が一の障害などに備えて、Dozensを登録しておくのをオススメします。
Dozensは無料登録・利用できますし、ドメインの登録数に制限はありません。
無料だと最初は12レコードまでですが、友達を招待する事によりレコード数を増やす事ができます。
DNSサーバも東京、東南アジア、アメリカ東海岸、ヨーロッパの4つのDNSサーバが稼働しており、2つしかないムームーDNSに比べると安全だと思えます。
そもそもドメインレジストラは、「ドメインレジストリに登録を行うサービス」なので、DNS云々で選ぶのではなく、インターネット上の住所・財産であるドメインをどれだけ守ってくれるのかがポイントなので、DNSで選択する事自体ナンセンスなのかなと個人的には考えています。
某レジストラが以前某WEBサービスのドメインを停止した件はビックロしましたね('A`)
しかしドメインを取得したらDNSの設定は必須なわけで、レジストラを選ぶ大きな要因となっているのも事実です。
でもDozensを利用すれば、そこは気にする必要がなくなるので、純粋に気に入ったレジストラを利用できますね。